トラぺゾイド

From A to Ai

その控えめな洗練さで知られるアクリスは、ロゴをあしらうだけでなく、服そのものでブランドロゴを表表現しています。アクリスのAを表トラペゾイド(台形)は、創業者のアリス(Alice)からエプロン(Apron)、アルベルト(Albert) 、そして「Ai(アイ)」バッグへと続くメゾンの旅を表現しているのです。

アクリス初のハンドバッグコレクションのシェイプについてリサーチしているとき、トラぺゾイドのパビリオンがアルベルト・クリームラーの目に留まりました。若きメキシコ人建築家のタチアナ・ビルバオによる台形の建築物がそれです。これは、中国の金華建築芸術公園内にあるパビリオンで、艾未未(アイ・ウェイウェイ)が監修したものです。その建物の形にインスパイアされた、トラぺゾイドシェイプのハンドバッグが2010年春夏コレクションで発表されました。アクリスのアイコンバッグ、「Ai (アイ)」の誕生です。

The Logo-Less Logo

ロゴを使わずトラぺゾイドを用いることで、ブランドのアイデンティティを極めて控えめに伝えています。アクリスの個性を明白に伝えるトラぺゾイドは、コレクションの至るところで用いられています。クラスプやベルトのバックル、アイコニックなバッグ「Ai(アイ)」のシルエットなどがその一例です。

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Functionality is beautiful

「良い服を着るのは、その中に住むようなものなのです」と、アルベルト・クリームラーは言います。アルベルトが建築に対して持つ情熱は、コレクションにも反映されています。例えば、全体のバランスに対する研ぎ澄まされた感覚、官能的なミニマリズム、機能性の追求などがその一例です。またアルベルトは、「ワードローブの服は女性の身体を引き立たせ、個性を際立たせるシェルのようなもの」という考えを持っています。

A True Aicon

すっきりとしたむだのないライン、多機能―。「Ai(アイ)」バッグの魅力は、そのシンプルさにあります。2010年春夏コレクションで初登場した「Ai(アイ)」。それは、建築的なシェイプでトートバッグの万能性を語ろうとしたアルベルトの試みによって生まれました。両端をフロントへ折りたたむとブランドの頭文字、”A"のフォルムに。中央のクロージャーを外すとトートバッグに。そしてクロージャーを内側で留めるとトラぺゾイドシルエットに。コーディネートや気分に合わせて3通りの使い方ができる、ユニークで便利なバッグが誕生しました。​

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